季節感

壺焼や同数残るからとふた

壺焼きは春の季語。

磯の匂いが強く立ち上って春本番を告げるものに違いないが、産卵期を禁漁期間としたりすることもあって一般には7月頃解禁なので夏の季語と勘違いしやすい。たまたま歳時記を繰っていたら春の中に見つけたので認識を新たにした次第。最近は養殖ものが多くなってきたので、そういった季節感はやがて薄れていくかもしれないが、大事にしたい日本人の季節感である。

“季節感” への6件の返信

  1. サザエの壺焼き、美味しそう!!
    磯の香りが漂ってきそうです。
    サザエの蓋でおはじきしたこともありますね。
    子どもの頃、鳥羽や伊勢へ行くと沿道の屋台からサザエを焼く香ばしい匂いにひかれ親にねだったものです。
    蛤やアサリも春の季語ですね。
    もうすぐひな祭り、お雛様には蛤のうしお汁ですね。

    弥生三月。草木が勢いよく成長する「弥や生い」が詰まった言葉だそうです。
    弥よ弥よですね。

    1. 子供の頃より伊勢志摩に馴染んでいるせいか、壺焼きというと伊勢志摩のものが真っ先に頭に浮かびます。これが、上京後葉山など三浦半島、江ノ島とかで見ることがあると不思議な感覚でした。伊勢エビはむろん、サザエは伊勢志摩が一番しっくりきます。

      「いやおい」から来たものですか、なるほどね。勢いのある月というわけですね。

  2. 季節感のこと同感です。大事にしたいものですね。
    でもやはり今を生きる我々にとってしっくり来るものじゃないと無理というものでしょう。
    季語を見直すなんて大改革もあってもいいのかもしれませんね。

    1. 俳句の世界のお約束だからそう簡単なことではないでしょう。見直したところで、それによって似非俳句詠みの句が劇的に変わるわけではないし。一定の制約の中で詠むよさもあるわけで。

  3. サザエの壺焼きは夏のイメージが強いけど、春の季語なんですか。
    壺焼きも久しく食べていないね。懐石料理等で出されたような感じがしないでもないけど、江ノ島や伊豆方面に出かけてアウトドアで食べるのが一番おいしいのかな。
    昨日は関東地方で春一番の強風が吹き荒れ、今日も風は強いけど温かくて、春を思わせる陽気です。千葉の富津海岸の潮干狩りも今月から始まるそうで、今朝の某番組では渥美半島沖でとれる大アサリを放送していたけれど、3月が旬だそうです。
    サザエの壺焼きが春の季語というのは、アサリの旬が3月と関連があるのかな。

    1. 「磯遊び」という季語があります。勿論春の季語で、ちょうど潮干狩りなどする頃の大潮で露わになった岩礁に遊ぶことをいいます。これに関わるものはすべて春の季語な訳で、壺焼きもそこら辺りからきているのかもしれません。

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