共同作業

にちようび男総出の溝浚ひ

イメージがあったのだがなかなかものにできなかったのが、今日一ヶ月ぶりにふっと句にすることができた。

先々月「鎮守の森を観にいこうかい」で桜井市に行ったときのこと、男たちが手に手に鍬や竹箒などを持ってそれぞれ家路についている光景をある集落で目撃した。どうやらその日は集落の申し合わせで一斉のいわゆる「どぶさらい」の日で、共同作業が果てたあとの様子を目にしたのだった。蓋をされてないままの、集落の側溝の脇には泥がうずたかく盛られているのを見て合点したのだった。

“共同作業” への6件の返信

  1. これこそ男の出番です。
    田舎でもこういった行事があるようで回覧版で目にしました。
    「出会い」だったかちょっと忘れましたが独特の言葉があります。

    我が町内でも側溝などの力仕事は男性、公園の草むしりやゴミ集めは女性。
    役割は大体決まっています。
    女性の場合は座り込んでおしゃべりにも力が入ります。
    これも良し、日ごろのご無沙汰を詫びご近所さんとのコミュニケーションを図る場としても役立っているようです。

    1. そうですね。日頃のコミュニケーション不足を補うには最適の行事ですね。日本の昔からある、共同体維持のための活動。大事にしたいものです。

  2. 「溝浚ひ」、生活感あふれる季語ですね。やはりこういう作業は皆で共同でやるのが一番ですね。運動にもなるし、、、。

    1. 「どぶさらい」で検索してみたらさすがに季語にはありませんでした。かわりに「溝浚ひ」がヒットしたというわけです。江戸時代の長屋でも「どぶ」がありましたから、店子が共同で掃除するなど昔から定着している言葉なんですね。

  3. 我が町内会でも年2回、「美化キャンペーン」と称して綾瀬市の各自治会単位で各自宅周りの清掃と側溝の土や泥をとったりしています。
    1回目は梅雨入り前の5月26日(日)に実施しましたが、毎回のことながら側溝には結構土砂が流れ込み、溜まっていますね。
    2回目は年末に自宅周辺の清掃だけを実施しています。
    終了後は、「組」(10世帯)のメンバーが集合し、組長からの伝達事項や転入してこられた方の紹介等のほか、よもやま話などを行って解散です。
    普段、挨拶することがあっても、一同に会して顔を合わせる機会が少ないので、いいことかもね。

    1. 比較的新しい市街地の側溝というのは下水溝が別に充実しているので、いわゆる「雨水溝」ですよね。むかしの「どぶ」に比べてダントツに清潔ですが、それでも半年の間には相当量の土砂が埋まるんでしょうねえ。

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