朝護孫子寺にて

破魔弓を授ける巫女の紅潮し

信貴山にお詣りしてきた。

シンボルの張り子の虎の前は記念写真を撮る人たちで黒山のたかり。人の列にぞろぞろついていきながら、いくつもの塔頭や祠にお詣りしてようやく本堂に達することができる。その間の賽銭箱の数と言ったら。。。。
本堂の毘沙門天さんにお詣りし、無事に戒壇巡りもすませたら大和盆地の景色をしばらく楽しんで下山する。

神符の授与所はかしこにあるのだけど、開山堂のは巫女さんが日焼けしてしまうんではないかと心配するほど日にあたって紅潮していたのが印象的だった。

福笹を振っては僧侶のすぐ隠る

神仏なんでもありのお山なので、お賽銭をあげて立札に書いてあるとおりにご真言を唱えていると、お坊さんが陰から出てきては福笹を頭上に向けてかざし振ったと思うとまた隠れる。そんな繰り返しがあって、何とものどかというか、笑いが出てくるような可笑しい場面にも遭遇した。

“朝護孫子寺にて” への2件の返信

  1. 人出の多い中、初詣に出かけたのですか。
    以前は初詣で有名な明治神宮や神奈川の地元の寒川神社等によく出かけたものですが、最近は地元の神様である”子の神(ねのかみ)神社”に詣でるようにしています。
    歴史を確認してみると、江戸時代の初期に造られたようです。
    時間をかけて人込みの中、神様に詣でるのも疲れるので、ゆったりと静かに詣でてます。
    今でこそ神社の周りは住宅となっていますが、かつては森や林に覆われた武蔵の閑静な場所だったのだろうなと、境内の大木等を見ながら、創建当時のことを想像するのも一興ですかね。

    1. なんたってお膝元ですからね。歩いて登れば1時間弱。やっぱり一度はってことで家族揃って詣ってきました。
      本来の詣で方は歳神さまの方向の神社だそうですが、当地は八百万のうち半数くらいはいらっしゃるんじゃないかと思われるような土地柄ですので、どちらにお詣りするか悩ましいところです。
      地元の八幡さんの境内も一歩足を進めたとたん心落ち着くような静寂に包まれています。氏神さまとして集落の共同体意識を培い、慕われてきた歴史の厚みを感じます。

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