歌碑撫づるやうに芽柳揺れにけり
佐保川には万葉歌碑が多い。
川面の上をすっぽり覆うほどの大きな柳がおりしも芽吹いたばかりで、幹の根元にある坂上郎女の歌碑を抱くように揺れている。
歌碑の堅い感触と柔らかい柳の対照が絶妙なバランスを見せる瞬間だった。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
歌碑撫づるやうに芽柳揺れにけり
佐保川には万葉歌碑が多い。
川面の上をすっぽり覆うほどの大きな柳がおりしも芽吹いたばかりで、幹の根元にある坂上郎女の歌碑を抱くように揺れている。
歌碑の堅い感触と柔らかい柳の対照が絶妙なバランスを見せる瞬間だった。
愛しそうに歌碑を柔らかく撫でている柳の新芽の様子が目に浮かびます。
着眼点がいいですね!
芽柳というのはほんの一時期しか見られない貴重なものですが、独特の柔らかさを感じさせます。近くでしげしげと見ることは少ないですが、芽と同時に花芽も見られたのには新鮮な発見でした。
青柳と万葉歌碑の取り合わせがいいですね。
硬と軟、そして色の対照もいいと思います。
大変立派な柳の木でしたので、長い枝が歌碑にしなだれかかるように垂れていて、絶妙の取り合わせでした。