要らぬ心配

宿りせる主の知るや思ひ草

「思い草」とは南蛮煙管の古名だそうである。

南蛮煙管の花

万葉集にも一首詠まれていて、「秘する思い」というニュアンスを持つようである。薄などに寄生する、いわば宿り草である。
先週訪問した白毫寺で初めて目にすることができた。
見ると、たしかに煙管のようなラッパ管の花である。薄の根元にびっしりと咲いていて、宿主は否応なく栄養分が吸い取られるだろうに大丈夫なのかしらんと余計な心配もする。

“要らぬ心配” への9件の返信

  1. 面白い草花があるのですね。気がつきませんでした。今度よく見て見ます。
    「思ひ草」「忘れな草」「忘れ草」「忍ぶ草」、、、色々ありますねぇ。

    1. 地味な野草ですが、ちょっと変わった風情の花です。写真ではよく分かりませんが、花の部分が煙管の吸い口のように直角にぶらさがってます。

  2. 28(日)29(月)の2日間、北杜市の畑に行ってきました。
    現地では稲狩りがあちこちで行われ、秋の収穫祭といった風景でした。
    稲の黄金色に色づいた風景はなんとなく落ち着きがあっていいですね。
    我が家の畑ではサツマイモのベニハルカの収穫です。
    この品種は今年初めて植えてみたのですが、早生種で苗の植え付けから100日で収穫できるそうです。
    ベニアズマに比べ蔓がほとんで伸びず、場所をあまりとりませんでした。ただし、芋がかなり深いところでできたり、芋の位置がつかみづらく、収穫には苦労しました。芋づる式にはいかなかったですね。
    味は安納芋にも負けない美味しさといわれていますが、1ヵ月は熟成させた方が良いそうで、味見はそれまでお預けです。
    紅葉は清里周辺をドライブしてみましたが、少しずついろが変化してきたかなという程度でまだこれからですね。
    標高1500mを超えたあたりから八ヶ岳の山頂にかけては”黄葉”が進んできている様子がよくわかりました。

    1. 高原のいい季節ですね。
      飯田の知人宅では御嶽山の火山灰が降ってきているという話でしたが、清里ではどうなんでしょうね。

      1. ニュースで北杜市が被害調査に入ったと聞いたので心配したのですが、清里周辺では全く関係なかったようです。
        地元のNHKのローカルニュースでは甲府市内での車の洗車の様子を放映していたので、むしろ甲府市内の方が被害がでているのではないかな。

  3.  秋の野草、地味なのが心惹かれます。
     この間「小網代の森」に行ってきました。今年の7月に一般公開されたばかりの場所です。
     その地域に降った雨がすべて一本の川に流れ込み湿地を作り小網代湾に流れ込みます。森と湿地と川と海のつながりが開発されずに昔のまま残されています。
     木道が整備されていて、秋草が咲き乱れていました。水引草もいっぱいでした。
    地元でもまだ知られていないらしく、 タクシーを降りたところが正面でなかったので(尾根の方だった)分け入って進みましたが、マムシ注意、スズメバチ注意の看板がいくつもあり、ちょっと緊張しました。
     整備されたところは快適で、木道から外れなければ大丈夫のようでした。
    そのあと、三崎港まで行って美味しい鮪を堪能しました。

    1. 自然を活かしたビオトークのようなところなんでしょうか。首都圏の近郊にもいい公園ができたものですね。たしか、そのあたりは小さなカニが上陸して産卵するような自然環境が豊かなところなんでしょうね。
      最後の仕上げが鮪とはうらやましいです。以前に40会ハイキングで行った南蛮亭と言ったかな、鮪のカマをみんなで分けて食べたのが懐かしいです。

  4. 南蛮煙管、名前も珍しければ見たことのない花です。
    葉陰に隠れて遠慮深くひっそり咲いているかにみえます。

    1. おそらく、みなさん見落とされるような花の類いではないでしょうか。散歩の時、薄の根元などに注意を払ってみてください。見つかるかもしれません。ちなみに、写真の花は池の縁に咲いていましたので、湿気を好む傾向があるのかもしれません。

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