片時雨

葛城は時雨れ生駒は日当たれる

大神神社で「おんだ祭」があるというので三輪へ出かけてきた。

途中葛城山へ目をやると金剛山にかけて雪で真っ白だが、山頂から次から次へと雲が降りてきて西へ向かっている。葛城市や五條市に時雨を降らせているようだ。多分1,000メートルほどの山を越えるとき雪雲を生むのだろうから、大阪府側は晴れているか曇っているかに違いない。このように、山の一方が時雨れていて片方が晴れている場合を「片時雨」と言う。
一方の生駒山はと言えば、雲の切れ間から明るい日差しさえさしている。同じ盆地内でもこの対照的な天気はよくあるパターンのようだ。

帰りもまったく変わらない景色だった。

“片時雨” への6件の返信

  1. 山の向こうは時雨れ、片やこちら側は陽が射す。
    盆地特有の現象でしょうか。

    川を隔てて雨が降ったり降らなかったりの現象とは少し違うようですね。

    1. 通り雨、時雨は奈良盆地でしょっちゅう観察できます。とくに、葛城・金剛山から次々雲が降りてきて盆地南部に降らすことが大変多いようです。
      川の向こうとこちら側というのは、雨雲の通り道というものがあって、降りやすい所が決まっているようですね。

  2. 大神、三輪、葛城、金剛などの文字を見るだけでも想像が広がりますね。これらから題材がとられた古典文学(芸能)も多いですよね。
    実際の場所や山を見ていないのに、なんとなく親しみを感じてしまうという不思議さがあります。

    1. たとえば、能の起こりは大和の猿楽四座から発展したものですからね。薪能と言えば興福寺ですし。
      国つ神が多い大和ですし、神に捧げる芸能が生まれる素地があったのでしょうか。

  3. 山に囲まれた奈良盆地のこと、気象状況は山との関わりで決まってくるのでしょうね。当地結局雪予報ははずれ。でもゴルフは前日キャンセルしてしまい惜しいことしました。

    先日ラジオの講演聞いていたら神々の由来みたいな話で大神神社が出て来て御神体は三輪山そのものなので鳥居があってお山を拝んだのだみたいなこと言ってました。奈良へ行ったらここには行かなくっちゃいけませんね。

    1. 楽しみのゴルフは残念でしたね。当地も予報は空振りでした。

      大神神社のご神体は三輪山ですが、頂上には岩があるそうです。いわゆる磐座信仰で古い形態です。今度来奈されたらぜひお詣りください。

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