視座

枝ぶりのよき梅さだめカメラ据う
ファインダーの梅のいつかな揺れやまず
梅ヶ枝のあをきに白のふふみけり

難しいものである。

「梅」に真向いた句を作ろうとしたが、どうしても第三のものの力を借りて詠んでしまう癖がついているせいか、安易なほうへ逃げてしまう。カメラ、撮影という視座を借りれば何とか形にはなったが、三番目の句のように梅そのものを詠むのはどうもうまくいかない。
このあたりの表現力がつけば句の幅が広がると分かっていて、実際には高い壁として立ちはだかってくるのだ。

“視座” への2件の返信

  1. 難しいですね。力み過ぎてもダメだがインパクトで緩むとものにならない。不調の時は基本に戻るのが一番。いやあ、全く同じですね。。

    1. アドレス、グリップ、。。。。。チェック項目が多いのも困りものですね。その点、俳句は対象を凝視して言霊にすがる。これしかないのですが。

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