時雨に遭う

時雨れてはなほ行き難き凡夫かな

あ、やばい。
家を出てしばらくあって振り返ると信貴山の方角が時雨れている。
河原だから雨宿りするところないし、雨はみるみる近づき進退窮まる。
こういうとき山頭火を思う。

時雨が通り過ぎて薄日がさしてきた。

しぐるるに などか浮き寝ぞ 川騒ぐ

おまけ。

さわさわと なびく枯れ葦 時雨過ぐ

“時雨に遭う” への2件の返信

  1. いい写真ですね。寒い河原の様子がよく分かります。浮寝鳥もよく撮れてますね。

    山頭火って型破りで実に響きが悪い。さっぱり分かりません。

    そう言えば今月のためいき会の兼題、ボクが出したのでしたね。このところ天気がよくて雨が降らない。そろそろ雨にならないかなと思っています。

    1. おお、そういえば宿題が残っていた。
      気ばかりせいて何も片付かない年末です。
      こちらに来て思うけど、関東平野の冬は圧倒的に快晴が多いよね。
      こちらは日本海からの寒気が完全には遮られないせいか、晴れてても常に曇りが浮いてます。とくに盆地南半分にかかることが多いようです。

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