梅雨の晴れ間に

五月晴いよいよ昏き大峰山
まなかひの峰は異国に梅雨晴間

梅雨入り宣言の翌日の昨日は快晴。

文字通り「五月晴」である。
おまけに空気の透明度は年に数回あるかどうかの澄み具合。
おかげで、吉野、大峯の山々がいつになく黒く大きく鮮明に、ぐっと身近に迫って見える。こんな光景は真冬でもめったにないことで、当地に越してきて初めてのものだ。

しかし、考えてみれば奈良盆地からみて吉野以遠は天領、言ってみれば国の姿もまるでちがうし、人を寄せ付けがたい異境でもある。その異境の峰が平地に向けて倒れ込んでくるかのような迫力さえ感じるのであった。

“梅雨の晴れ間に” への4件の返信

  1. 昨日の爽やかさとは一転、予報通り昼過ぎから雨が降り出した。
    おまけに気温が上がらず半袖では肌寒い、上に一枚はおって丁度良い。
    明日は回復しそうで梅雨入りは来週に持ち越しらしい。

    1. 本当に今日は肌寒い日でしたね。長袖にダウンのベストでやっとしのげました。
      中部以東の梅雨入りはまだ先になりそうな雰囲気ですね。

  2. 本当に大気の状況、空気の透明度は不思議なもので3月以来全く見えない富士山が一昨日・昨日とはっきり見えました。またしばらくはお預けでしょう。

    奈良盆地に迫り来る山々の実感は日々山を眺めてのことでしょう。普段山が見えない身には羨ましい限りです。

    1. お宅の方から富士山が見えますか。いいですね。

      今日は昼過ぎにようやく晴れ間がのぞいて、すっかり洗われた常緑樹域と広葉樹域の縞模様が鮮明な二上山の前を通りました。夕方には周りの山にも日が当たって深い緑を見せてくれてます。
      山の景色は甲府盆地にはとても及ばないですが、好きな山々の毎日の変化を楽しんでます。

      今回の句会成績はお見事でした。去年の秋頃から変化を感じていたのですが、この2,3ヶ月いよいよ新次元に入られたのを実感します。お互いがんばりましょう。

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