涙を拭いて

街道の脇は玉葱吊るばかり

新玉葱が甘い。

北海道、愛知、佐賀、兵庫(淡路島)だけで全体の8割ほどを占めるらしいが、和歌山の紀ノ川沿いもまた玉葱の産地であった。
「あった」というのは、その昔紀ノ川に沿う国道のバスから、玉葱小屋の軒という軒に玉葱が吊されているのが見えてそれがたいそう壮観であったからだ。今では国道などの便利なあたりは開発化のあおりで昔ほどの景観は失われたろうが、それでもきっと玉葱の生産は続けられているに違いない。

玉葱は血液をさらさらにし、それが高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳血栓、脳梗塞などの予防につながる効用があるという。また、疲労回復、精神安定などにもいいらしい。
生で食うのが一番の季節。サラダにいっぱい混ぜてバリバリと食べたい。
と言っても、自分は皮がむけないのだが。

“涙を拭いて” への2件の返信

  1. 「和歌山の紀ノ川沿いもまた玉葱の産地であった」とは、初めて知りました。その昔ご覧になった景観を 思い出されるのですね?
    仰る通り、新玉葱の美味しさは格別です。薄切りし、水に晒し、塩もみし”削り節”(関東では何故か?”おかか”)を掛けて・・・たまらないですね!

    それにしても
    「と言っても、自分は皮がむけないのだが。」とは!
    格別 涙腺が弱いとか?私は、物心付いた時には、既に母親から それを手伝わされておりましたので、強いですヨ!(自慢する程でも無いですが・・・)

    1. 問題は皮をむいてから、と言った方が正しいかな。要するに包丁を入れるのができないほど、涙腺がもろいわけです。
      カレーを作る程度の大まかさなら大丈夫ですが、薄切りなんてとてもとても。
      もっぱら、食べる役に徹します。

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