衣掛の 柳は冬の 籠もりかな
所用があったついでに興福寺から猿沢の池あたりを散策した。
猿沢の池から興福寺へ上がる52段の「修行の階段」際にある会津八一の歌碑。
「采女が帝の寵愛を失うのをはかなんで入水したとき衣を掛けた柳を見たくて池をめぐったよ、傘をさしながら」
枕草子の「池は」の段にもとりあげられている歌二首。
「我妹子が 寝くたれ髪を猿沢の 池の玉藻と見るぞかなしき」 (柿本人麿)
「猿沢の池もつらしな我妹子が 玉藻かつかば 水もひなまし」 (平城帝)
久しぶりに穏やかな奈良地方。軽鴨が2羽、軌跡を描いている。
興福寺、猿沢の池。まさに奈良の象徴ですね。
写真がとてもいい。習ったことでもあるんでしたっけ。
興福寺、南都北嶺。平家物語の主要舞台の一つですよね。源氏物語には全く出て来ない。まあ荒々しい僧兵のイメージですもんね。。
万葉集、まだチェックしていく態勢整っていません。少し時間を割くようにしたいです。。
三枚目の写真、面白い。朝一のパットで霜のグリーンに跡がつくみたいなもんですかね。
カメラ買ったんですよ。ゴルフと同じで道具です、写真も(笑)
このあたりを歩くと、南都焼き討ちなかりせばと考えてしまいます。
鴨夫婦はアングルに入ってくるのをパチリ。風がなかったので広角レンズのわりに小さな跡がうまく撮れました。
采女伝説、知りませんでした。
何しろこれまでに奈良を訪れたのが都合三回。
私が、小学生の頃の修学旅行は5年生で奈良日帰り、6年生で京都、大阪一泊。
奈良の記憶としては猿沢の池、あやめ池、大仏様、奈良公園の鹿が残っています。
衣がけの柳、何やら哀しい伝説ですね。
猿沢の池の背景は興福寺の五重塔ですね。よく撮れています。
私も奈良は過去に3回ほど。出会うものが初めてということが多く新鮮です。