高原に思いを馳せる

御嶽の今は静かに蕎麦の花
御嶽の煙そびらに蕎麦の花

信州の蕎麦畑を渡る風はもう完全な秋。

蕎麦畑の向こうに横たわる御嶽山は、ほんの一年前の噴火など忘れたように青い空を背景にしている。
もう随分昔、高山から御嶽のすそをめぐって木曽谷、伊那谷を横断したときの御嶽山のふところの広さには感動した。当時、国道の一部はまだ舗装もされてなかったがそれが逆に秘境の趣を強くしていたように思う。
今では高原の豊富な観光資源をてこにして人気スポットになっているようだが、やはり素朴な味は変わらず残されているようで、今時分はトウモロコシが最盛期のようである。

高原の冬は早いのでこれから一ヶ月くらいが見どころだろうが、再訪したい気分が強く誘われる。

“高原に思いを馳せる” への6件の返信

  1. 先日私が訪れた伊那高原箕輪町は赤蕎麦が有名である。
    何度も箕輪町には足を運んでいるが一度も見たことがない。
    テレビでしか見たことのない「赤そばの里」
    一面真っ赤に染まったそば畑を一度見たいものである。
    丁度これからが見ごろを迎えるはずである。

    1. 伊那高原箕輪町の赤蕎麦は9月下旬〜10月上旬だそうですね。
      信州は紅葉真っ盛りの頃、再訪してはいかがですか。

  2. 蕎麦って「麦」が入っているけど似てないなと思ってググったらイネ科じゃなくタデ科なんですね。花がきれい。涼しい高原がよく似合う穀物。稲と対照的ですね。

    1. 稲科でないためか蕎麦は五穀には入ってませんね。蕎麦が原産地の中国東北部から伝わったのが唐代と言われているのにも関係しているかもしれません。
      我が国では元正天皇が飢饉に備えて植えるよう全国に詔を出しています。古くから救荒作物として珍重されていたんでしょう。

  3.  御嶽山の噴火から早や1年ですか。当日は西穂の登山中で、翌日西穂独標から、その噴煙を眺めたことでした。「やけにヘリが飛び交うな」とは思いましたがそんな惨事を招いていたとは。

     当然山荘にはヘルメットが供えてありますが、数には限りがあります。それ以降ですね。ヘルメットの常備がいわれるようになったのは。

    1. 中高年の登山ブームですが、山を侮ってはいけませんよね。体力、経験に応じたコースで、他人に迷惑かけない。そんな気構えで臨んでもらいたいものです。

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