登大路の異変

お湿りの火勢上がらぬ野焼かな

今頃はどこから見ても黒い山なのだが。

今年は枯芝色ばかりが目立って、すぐ近くまで行かないと燃やそうとした形跡すら見えない。
若草山の山焼きのことである。
登大路を東大寺めざして歩けば、否が応でも見えるはずの「末黒野」が見えないのは寂しいものだ。
今年は、下り坂の空模様のなか、花火などはあえて強行したようだが、やはり山焼きの火勢上がらず、斑模様ともならずに大半が焼け残ってしまったようだ。
日をあらためて焼くという広報だったから、ある日気がついたらお山が黒くなっているということになるのだろう。

“登大路の異変” への2件の返信

  1. 若草山の山焼きって日時が決められてて観光客がどっと押し寄せるってものでもないんですね。そりゃあ、雨が降ったらできませんからねぇ。大文字焼きとは違いますね。

    1. 当日はかなりの人がやってきますよ。
      だから、少々天気が悪くても敢行するようです。一昨年だったか、こんな風の強い日でもやるんだと驚いたことがあります。
      時間をかけて準備しているので、今年はせっかく集まった観客のためにも、山焼きを除いて昼間の型通りの儀式、そして打ち上げ花火だけは済ませたのだと思います。山焼きも形だけで終わらせたのでしょう。雨も夕方になっての時雨でしたからね。

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