潤んだ瞳

益荒男の涙目なるも春の風邪

猫の恋の季節が始まっている。

悩ましげな声がしては家の近くを通り過ぎて行くが、避妊・去勢された我が家の猫どもはと言えば、相変わらず炬燵猫。一日のほとんどを寝て暮らしているのを抱き上げても、半開きの目で物憂げな表情を見せる。
まるで花粉アレルギー症か風邪でも引いたかのような、うるんだ瞳を向けるのが何とも可愛い。

このように、か弱いものの見せる涙目はチャーミングだが、これが大男ともなると全く別の話で、どこか滑稽を帯びた哀れというものが漂う。

“潤んだ瞳” への2件の返信

  1. 花粉の季節ですね。私も花粉症とまではいきませんが何となく鼻がムズムズ。くしゃみをする度、花なのか風邪なのか戸惑っています。

    1. 或る年を境に花粉症かと思うような症状を自覚するようになりました。年々蓄積された抗体というようなものが、ある点を超えると発症するようですね。
      今まで他人事のように思ってたので、この歳でと驚いてます。
      間もなく、水っ洟に悩ませる日々がくるかと思うと憂鬱です。

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