すぐそこの春

そのかみの磐座秘めて山笑ふ
目の届くかぎり神の座山笑ふ
ダム底に郷愁ありて山笑ふ
離村棄村是非に及ばず山笑ふ
離村すと決めたる肚に山笑ふ

今日もまた零下の朝。

しかし、光の力はまさしく春のもの。
句会へ向かう途中の山々に強い光が当たると、明らかに芽が動き出したことが分かる色に染まってきている。
三輪山も、鳥見山も動き出したのだ。

季節は例年より速いピッチで進んでいる。

“すぐそこの春” への2件の返信

  1. 山の修験者たちも敏感に春の芽吹きを感じ修行に一層励んだのでしょうね。「山目覚む」、ひと伸びしてる感じでしょうか。

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