紅添えて

牧の声遠くに蕎麦の花日和
牧の香を運びくる風蕎麦の花

うねるような丘が続く。

もうひとつ向こうの丘には牧舎が見える。
独特な匂いが風に乗って鼻をくすぐる。
もしかしたら、堆肥にするためにどこかに積んであるのかもしれない。

今にも折れそうでいて、いかにもしなやかそうな蕎麦の花が満開だ。
タデ科なので虫はあまり寄ってこないが、蜂だけが忙しそうに飛んでいる。
白い絨毯に、犬蓼の赤、赤とんぼの紅がコントラストをつけている。

“紅添えて” への8件の返信

  1. 今年はなぜか紅いものに縁がない。
    赤とんぼと言い曼珠沙華と言い一度も見ていないのである。
    こんな年は珍しい。
    秋を告げる象徴が見られないのは寂しいものである。
    ようやく週末からお天気も回復し本来の秋らしさがやって来そうだ。
    赤蕎麦の里で思い切り紅を、秋を感じたい。

  2. 今日お墓参りに墓地公園に出かけました。紅の曼珠沙華が咲いていて秋を実感しました。
    こちらでは赤とんぼもよく見られます。
    ずっとお天気が悪くて、曇りや雨。青空が恋しい毎日です。

    1. まさに「彼岸花」ですね。
      そう言えば,今日はお彼岸。なのに、なんだか天気がすっきりしません。秋の気分には、主役の「空」「風」に頑張ってもらわないとね。

  3. 蕎麦の花の全開、見事でしょうね。
    今当地の田んぼの畦には韮の花が咲き始めています。これも彼岸花とのコントラストでなかなかのものです。雨のお彼岸。似合いませんよね。

    1. 韮は畦に植えるものなんですね。枝豆だけではなかったんだ。多分今までは見逃していたとみえて、絵が全く浮かんできません。兼題にはお手上げでした。

      どこぞの棚田の風景で、畦にミソハギ、オミナエシを植えて盆までそこだけ刈らない映像を見ました。畦は単なる田の境界線、区切りを超えて、暮らしに密着した場所だということがよく分かります。

  4. 畦で思い出しました。
    私の田舎では畦に植える枝豆の事を畦豆と言っていました。
    畦に小豆を植える事もあったようですが収穫時期が違うのかしら?
    韮も植えるとは知りませんでした。
    畦の有効利用、考えたものですね。

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