実生

南天の玉のこぼれてゐる旦
南天の実生の苗の実をたんと

苔の庭のあちこちに鳥が落としたと思われる南天が芽生えている。

しかも、30センチ足らずの小さな苗がことごとく実を生らせている。
その赤い玉がアクセントになって、広い吉城園の景色を引き締めているのだ。
なかにはこぼれて朝日が当たりきらきら日を返しているものもある。
こうしてみていると、つくづく南天はお目出度い景に似合っているように思える。