水鏡

雨濁る水面に空と山茱萸黄

睡蓮が枯れて池に顔出すものはひとつとてない。

雨後だろうか、池の水が薄濁りして底も見えず、水面に映るのは空と池に張り出した山茱萸の花だけである。
山茱萸が咲き出してすでに三週間ほどになるが、いまでは全体の枝にまで広がって、遠くから見ると枯れ木全体が黄色に煙っているように見える。
その黄色だけが池に映えて、これもまたぼおっと煙っている。

住宅地の黄花

新興の向こう三軒山茱萸黄

遠目にも黄がはっきりとかかっている。

昨日ふれた隣の住宅地。近寄ってみると山茱萸の花だった。時期的にはもう遅いと言ってもいいくらいだが、花の期間はわりあい長いようだ。春の先駆けを代表する黄花であるが、秋には秋で真っ赤な実が楽しみ。