水際の競争

影立てば草魚寄りくる水温む
木道を草魚くぐりて水温む
真鯉には浅瀬打たせて水温む

鯉よりは長いが、鯉ほどはずんぐりしてない。

鯉かとまがう長さ三尺ほどの草魚が水際に群れている。
鴨たちにパン屑の餌をやるひとがいるものだから、草魚たちも集まってくるのだ。
鴨たちは草魚軍団にはたじたじのていで、取り巻くばかりでなかなかご馳走にありつけない。
おまけにオオバン、バンも集まってくるので、競争率はぐんと上がる。
その鴨たちも間もなく北へ帰る。今のうちに体力をつけておかなければ。

ルーチンということ

コーヒーのブレンドあらた水温む

いつものルーチン通りにものごとを済ませておくというのは心の安定につながるものだ。

これが、ちょっとでも狂うと後々まで気がかりを引きずってしまう。
要するにリズムが生まれない。

朝支度も最初にコーヒー用の水を湧かすところから始まらないとあとの要領が悪すぎて落ち着かない。
また、持病の予防薬は朝の洗顔後と決めているのだが、うっかり先に飲んでしまったりすると午前中はリズムに乗れないような気がする。
実際には、ルーチンを自ら乱すこと自体が体調のバロメータだったりするわけだが。