まずは親から

玉葱を刻んで夕餉定まりぬ

玉葱を炒める香ばしい匂いがたち、今晩のメニューの想像がついた。

新玉葱はサラダによし、まるまる使ったスープもよし。料理に溶かし込めばその甘味が絶妙な隠し味となって、ふだん玉葱嫌いの子供だって大喜びの料理となる。
玉葱を好きになるきっかけとして新玉葱のシーズンの今がチャンスだろう。
僕だって最近になってようやくその旨さに気づいたくらいだが、料理の工夫次第では子供の頃から玉葱を好きになるのではないだろうか。お父さん、お母さん、まずは率先して玉葱を食べよう。

涙を拭いて

街道の脇は玉葱吊るばかり

新玉葱が甘い。

北海道、愛知、佐賀、兵庫(淡路島)だけで全体の8割ほどを占めるらしいが、和歌山の紀ノ川沿いもまた玉葱の産地であった。
「あった」というのは、その昔紀ノ川に沿う国道のバスから、玉葱小屋の軒という軒に玉葱が吊されているのが見えてそれがたいそう壮観であったからだ。今では国道などの便利なあたりは開発化のあおりで昔ほどの景観は失われたろうが、それでもきっと玉葱の生産は続けられているに違いない。

玉葱は血液をさらさらにし、それが高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳血栓、脳梗塞などの予防につながる効用があるという。また、疲労回復、精神安定などにもいいらしい。
生で食うのが一番の季節。サラダにいっぱい混ぜてバリバリと食べたい。
と言っても、自分は皮がむけないのだが。