暑苦しい花

滑り台灼けるだけ灼け百日紅

当地には百日紅の古木をよく見る。

それはどれも太くて見事なほどつるつるな肌をしており、あらためてサルスベリと名づけられた所以を実感する。
この暑いとき、しかも残暑の候に移っても長々と咲き続ける花は鬱陶しいほどで、あんまり好きではないが、古木の下にいて高いところにある花を見上げるという視点は悪くはない。
日中誰もいない公園に百日紅だけが我が世を謳歌している。

今日は予約投稿。

炎上の花

百日紅ごと売りに出て二百坪

立派な門構え。

頭上からは大きな百日紅が見下ろしている。
無住と思える屋敷だが、手入れだけはされているようで、みごとな枝ぶりである。
炎天の空に向かって炎上する花はもしかしたら見納めの年になるかもしれない。

暑い花

百日紅軌道電車の百年に

百日紅と暑さとは切り離せないイメージがある。

3か月近くにわたって咲き続けるこの花の時期は、ちょうど暑さのピーク時とも重なるうえ、花の期間には葉がないので花がよけい燃えるように見えることもあいまって、まさに真夏の花の代表であろう。
公園などへ行くと高さが10メートルほどもあるような大木を見かけることがあるが、たいていはせいぜい3〜5メートル程度になるように手入れされている。とはいえ、この花を楽しむのはたいていは下からの眺めである。花の間からは灼けた青い空が広がるのが見え、じりじりと焼け付くような太陽ものぞかせて一層暑さを実感させる。

路面電車が一世紀にわたって走ってきた街、広島に間もなくあの日がやってくる。

夏を代表する花

汝が季節焦げはしないか百日紅

炎熱の日々が続く。

ぎらぎら照りつければ照りつけるほど、薄紅の輝きを増すような百日紅。
葉っぱもさして多くないのに夏の間中ずっうと咲きづめでよく木がもつものだと感心する。
近年夏の長さが伸びていて秋だなあと思える日はごくわずかになっているような気がするが、その暑さが続くあいだ咲き続けるのだからよほど強い木なんだろう。

あの紅い花を見ると疎ましいほどに暑く感じてしまうのは私だけだろうか。

涼を乞う

汝れもまた風待つ空や百日紅

今日も風がなかった。
たまに吹いても、たっぷり熱を孕んだアスファルトを撫でてくる風は息が詰まりそうになる。
街を歩くと百日紅が盛りだが、あの紅い花の群れを見るとさらに暑く感じてしまうのは私だけだろうか。最近は交配品種かどうか、白い花を咲かせる百日紅に出会うことも増えた。これならいくらか暑苦しさから救われるのだけど。