二十度越え

傘開く間もなく去りし時雨かな

天気が心配だった今日の吟行。

句会終了まで汗かくくらいの陽気な天気に恵まれた。
途中木の間よりぱらぱら雨が落ちてきたが、傘を開くまでもなくあっけなく立ち去ってくれた。
風鎮めの神らしく龍田の大神は穏やかな日和を恵んでくれて、風もないので紅葉の散るゆくさまは見られず、境内をふわふわ綿虫が飛んでいる。

綿虫や龍田峠の越えがたく

龍田古道は、風もないのに銀杏がはらはら散るばかりであった。

淡雪か

綿虫や日向日陰のあるかぎり
日の影をよぎり綿虫流れゆく
山に日の落ちて綿虫生まれけり

そろそろ綿虫の飛ぶ季節。

いつもの散歩道、日が差したと思ったらぽっと浮かび、光を失えばまたその姿も見失う。
手に取ろうとすれば、ふっと取り逃がし、いつの間にかどこか手の届かぬ方へ。

綿虫は日が傾いた夕方に見ることが多い。日が沈めばいったいどこへ行くんだろう。