我を忘れて

蝶二頭こんがらがりて空高く

揚羽の番のようである。

目の前でらせん状にもつれながらどんどん上昇してゆく。
天敵に遭遇する危険おかしてまで、いったいどこまで上がるのだろうか。
電線を越えてさらに高く遠くに流れていった。
柚子の葉っぱをみたら既に2センチほどに育った幼虫が二匹。またはげになるかもしれないが、どうぞ召しませ。

穀雨の頃

爪ほどの翅野の花に蝶たたむ

しじみ蝶というのだろうか。

ごく小さな蝶が、これもまたごく小さな野の花に翅をたたんでしばらく動かない。
揚羽蝶、これは夏の季語、時期的にまだ小さいが、これも飛び始めて、山椒の若芽や蜜柑の若葉のまわりを周回している。
はやくも卵を産みつけているようで、孵ったばかりの小さな幼虫が葉にしがみついているのもいる。
庭は、これからゴールデンウィークにかけて、雑草取りやら植え付けやら、なにかと忙しい。