逃れられない

渋滞を抜ける細道雲の峰

それは見事な入道雲が横並び。

暦の秋とはうらはら。
空も、地上の熱も悲しいほどに真夏である。
その向こうに台風が控えている空とは思えないほど碧い。
予報では15日くらいに10号が上陸するやもと。
このまま西日本に向かえば、8年前の紀伊半島豪雨と同じコースをたどるらしい。
歴史は繰り返すと言うが、自然も同じこと。小さな存在でしかないものはただ従うしかない。

スケール感

峰雲の群像かなた副都心
峰雲の都心に吸はれゆく電車
雲の峰都心は今日も人熱れ
峰雲の頭流れて一ㇳ日果つ

関東平野はいつもどこかに入道雲がわいている。

広い平野だから、どこに湧いても遠くからでも見えるのだが、北から見れば南に、東から見れば西に、西から見れば東に多い。つまり都心の上には毎日のように入道雲がかかるようだ。
入道雲が進むと積乱雲になり、いま問題のゲリラ豪雨をもたらすわけだから、ヒートアイランドの熱が片寄せされる練馬とか川越とか、都心と埼玉の背骨を結ぶ線には頻度が高いのかもしれない。
遠くから見るぶんには入道雲は勇ましくていいが、その直下となると頭上に入道雲がかかっているなんて想像もできないし、それよりも雷さまがゴロゴロ鳴っているかもしれない。
山に囲まれている奈良盆地は見通しが限られることもあって、スケールにおいて劣るものがあり、やはり入道雲は広い大地にこそ似合うような気がする。関東平野の入道雲が懐かしい。

小坊主

ふくれっ面すぐに崩れし雲の峰

二階の書斎に上がったら、吉野の上に積乱雲が立ち上っている。

時期的には梅雨明けも間近だが、台風の影響もあってかなかなか明けそうにはない。
今日は予報を裏切って久しぶりの梅雨の晴れ間となり、気温も急上昇。家の中にいても30度超、湿度75%とあっては老骨がついてゆけない。
積乱雲だって本格的な夏の準備が整っていないのか、大きく高くはなれないで、餅が焼けてきてふっくら膨らんできたような可愛い姿だ。同じ入道雲でも小坊主であるようだ。しばらく眺めていると、まもなくその膨らみは相好を崩すかのようにしぼんでしまって、崩れた雲はどんどん西の方へ流れてゆく。

三つの大型台風の行方が気になる。梅雨明けは台風が去ったあとだろうか。それとも、その間にまた台風が生まれて雨に悩まされるのだろうか。

雲の煙突

大峯を睥睨するかに雲の峰

2階の書斎からは正面に吉野の山々がよく見える。

ただ山容が遠目にもくっきりと見える日は少ないのであるが、それはそれでその果ての大台、熊野灘まで連なるイメージを浮かべながらいっときを過ごすことができるという実に贅沢な時間を味わえる。
この日は、吉野上空に信仰の山、大峯をはるかに見下ろす高い入道雲がまるで煙突のように一本立ち上がっていた。

梅雨明けも近い?

神坐す山より出づる雲の峰

梅雨明けを思わせるような天気だった。

温度計はうなぎ登り、軽く30度を突破。
盆地の東側、山の辺の道方向を見ると入道雲が湧いている。

今週はしばらく雨模様だが、なんとなく来週には明けてしまいそうな予感が。。。