威風堂々

大和棟辺りを払ひ鯉幟

学園前というのは奈良でも一二を争う高級住宅街。

帝塚山大学が駅の南にあり、その周囲に伸びている住宅街である。
電車からは豪壮な家が立ち並ぶのが見えるが、近代的な住宅街にこれぞ大和棟という立派なお屋敷があることに今さら気づいた。折しも、屋敷に負けないような大きな鯉幟が泳いでいる。
構えは大和の伝統的な古民家風であるが、比較的新しい建築だから家の中は意外にモダンなのかもしれないが、まわりは今風の住宅ばかりであり、異彩を放っている。

律儀に

イベントの雨の楽日の鯉幟

大雨洪水警報が出る日だった。

にも関わらず、平群川(公式には竜田川だが)の畔に並べた鯉幟10数基が竿をおおいに撓ませて雨空に泳いでいる。
この風雨に青竹一本だけでよく保つものだと感心もしたが、律儀に泳いで見せても誰も見に来る人がいないのは実に気の毒である。
明日以降降ろされるだろうが、はやく解放してあげたいと思うばかりである。