堂内底冷え

神将の像にそれぞれ寒灯
円陣の神将ほのと寒燈

新薬師寺のお堂は暗い。

ただでさえ暗いうえ、底冷えのするような寒さが加わり、思わず五体は引き締まる。
本尊の薬師像は僅かな光に浮かび上がっているが、婆娑羅大将に代表されるお守りの十二神将はとくに灯りはなく、それぞれの干支の人による献灯が揺らいでいる。

“堂内底冷え” への4件の返信

  1. 冬のお寺のイメージは底冷えがぴったりです。
    広いお堂が余計に寒々と感じられます。

    お寺の暖房装置って聞いたことないですものね。
    寒さも修行の一つなんでしようね。
    あっ!!そう言えば京都東山の清龍殿は床暖でしたね。

    1. 本堂は土間が普通ですから、底冷えという言葉にぴったりです。ただ、当然ながら新薬師寺さんのは風が通らないので意外に寒くないです。蝋燭の灯に温もりさえ感じることができます。反対に寒いのは、風が吹きぬけるようなお堂です。長谷の本堂などがいい例ですね。

  2. ほだかさんお勧めの新薬師寺の十二神将像、次の機会には是非行きたいです。

    暖房装置に極暖下着、ぬくぬくづくめに慣れた現代人にはお寺神社の寒さは想像するだに恐ろい。身体がなまっているというより最早構造・感覚まで変ってるのでしょうね。まあ無理せず行きましょう。

    1. 何しろ戒壇院の四天王像と同じく土をこねた像ですからね。今日まで残っているのは奇跡に近いんじゃないでしょうか。ぜひ一緒しましょう。

      今朝はとうとうもう一枚重ね着しました。これにホカロンの腰当て。風がぼうぼうと吹いて、外は寒いというより冷たい。
      これから荒れてくると言うし、雲は龍田の風神さんが呼んだようで不気味です。

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