ひつぢ穂の列ぞ棚田の見目形
稲刈りしていくらもたたないのに刈田が穭田に変わっている。
穭穂の列はそのまま田植えどきの仕上げにかかっているが、一糸乱れずに真っ直ぐ伸びる田もあれば、ふらふらとあちこち揺れる田もあって、主の技量というか、性格というかが見てとれて、いろいろ想像をふくらます遊びも楽しい。
棚田などを見ると、形状に沿った列がたくまずして美しいものがあり、これは高いところから眺めてみるのも面白く飽きないものがある。
今日は思いがけず渓山さんのお見舞いを受け、おまけに勢州津の名物まで頂戴した。
津は鰻の店の多さでは全国でも筆頭クラスで、それぞれの店にそれぞれの固定客、ファンがいて、ふだん食べ慣れているものとはひと味違うのがいい。夕食にさっそくありがたくいただくことにした。