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候補者名すらすら書きて汗ぬぐふ

いつもなら車で行くところ、散歩を兼ねて徒歩で。

梅雨の晴れ間で久しぶりに日がのぞいた。
少し歩いただけで、汗がじわっとにじみだすが、今日くらいの暑さなら我慢の範囲。
そう言えば、もう7月の20日も過ぎたというのに梅雨明けの兆しはない。
本格的な夏が來たら來たで、その時はその時。
今日は何日ぶりかのエアコンだ。

線状降雨帯

梅雨荒れの島を気づかふ電話かな

西の島が大雨だという。

たしか、この島は娘の友だちの出身地のはずで、今ごろはきっと現地のご両親を気遣っているに違いない。
今度の台風は歩みが極端におそいそうで、それだけ降雨の時間が続くことが心配される。
これ以上被害が広がらないのを祈るばかりだ。

田んぼの真ん中に

鉄塔の影移ろへる青田かな

晴れてても、たとえ雨でも、この時期の青田は美しい。

どこまでいっても青い海原が広がるようで、風がくればささやかに揺れるほどの高さにも伸びて。
何やら工事していたが、どうやら高圧線鉄塔の掛け替えのようで、ようやくそれが完成して立派な基礎が田んぼの真ん中にでんと出現した。
コンクリートの塊のような基礎と田んぼと。
田んぼはちょっと狭苦しいような。

夫婦愛そして動物愛

盲導犬連れ添ふ径の忘憂草

万葉読書会に毎回盲導犬を伴って参加する人がいる。

会場ではまったく声も立てず感心するばかりだが、飼い主も心得たもので、読書会が終わるとすぐに広場に連れ出し大きな木の蔭で用をたさせたりして労っている姿を見るだに心温まる。
ご主人と思われる付き添いもいて、かいがいしく夫人とわんちゃんの面倒をみておられる姿もまたいいものだ。
爽快な気分にしてもらって、しばらくは万葉の径を散歩して心豊かに帰路についたのである。

進水

孟宗の天突く径のいや涼し
孟宗の青根むき出す径涼し

万葉講座には時間があるので、酒船石遺跡まで足を伸ばす。

竹林は雑音を吸収して静かだ。ときおり吹く風の葉ずれが聞こえる程度。
丸太で土留めされた階段を登る径は足裏にやさしく、ところどころに青根が顔を出す。
今日は33度くらいあるわりにはヤブ蚊も出てこず心地いい。
今日初めて気づいたのだが、酒船石の置かれているところは傾斜がついていて大きな石は今にも動き出しそうだ。そうなれば文字通り舟の進水、出帆であるのだが。
酒船石をあとに飛鳥寺へまわり、草木の名札をひとつひとつ確かめながら会場への万葉の径を楽しんだ。
いい時間であった。

何故か、ネットワークが不調のようらしく、昨夜の投稿が失敗していたようだ。
さいわい、下書きが残っていたのでことなきを得たが、最近翌日まで気がつかないことが多くなった。パソコンのレスポンス、サーバーのレスポンスいずれも悪いと、こういった失敗を見逃してしまう。

リコピン

脇芽摘むあをきにほひのトマト畑

実が青い。

なかなか赤くならないものだ。
そうこうしているうちに、脇芽だけがどんどん成長してくる。
おそらく窒素系肥料が多いせいかと思う。
指にトマトの青臭い匂いをつけて戻ってくるのが日課とも言えようか。
テレビの番組で、トマト、とくにミニトマトの方がリコピンなる成分が多く、肥満防止、血管のコレステロール沈着を防ぐ役割があると聞いて、翌朝からサラダのミニトマトの数が一二個増えたような気がする。

あっさりと

水飯の胃の腑にするり落ちて昼

だんだん胃の方も元気がなくなった。

ご飯を食べるのも面倒で、冷たい麦茶でお茶漬けだ。
ぜいたくなおかずも要らず、残りもので十分。
脂肪の蓄えもあるので当分大丈夫だろう。