茄子くたびれる

水打って足裏喜ぶ帰還かな
水打って裾の濡るるもまた愉し
水打って和める夕の小半時

毎日散水だ。

ひとつはプランターの水やり、もうひとつはみぃーちゃんの居場所確保のため。
今日は、ここ一週間ではじめて夕風になごんだ。いったいに水をまけばさらに涼しさをますが、もともと日中に炎熱にさらされているので、30分くらいですぐに乾いてしまう。
一番水を食う茄子もこの暑さに花をつけなくなったし、そろそろ秋茄子にむけての準備時かもしれない。

秋を請ふ

香煙の網戸抜けゆく朝勤行
線香の網戸の風にたかぶりぬ

起床後しばらくの間は網戸でしのぐ。

といっても風があるわけではない。温度計を見れば、室内はすでに30度寸前、湿度も70%もあるから、日が窓にさしかかるともう冷房を入れる毎日だ。
したがって、網戸から香煙が流れる、というのは秋になるまで期待できないかもしれないと思う。
ただ、夕方は久しぶりに風が吹いてちょっとしのぎやすくなったが、それでも冷房は切れないでいる。
網戸全開にして熟睡できる日が早くこないかと祈るばかりである。

ひと湿りを

ひと雨のどんと来てみよ日雷

相変わらずの夏の空。

これで何日連続の真夏日だろうか。
今月いっぱいは続くというから、せめて夕立でも來てほしいところ、そのもしやの雷が鳴ったので今か今かと待ったが空振りに終わった。

すこやか

ご機嫌の跣足のぞかせベビーカー

久しぶりに電車に乗る。

バギーにまるまると健康的な赤ちゃんがしきりに跣足をばたつかせている。
お母さんがすぐそばにいて、ご機嫌の様子である。
夏痩せも知らず、すこやかに育っているのを見るのは、よその子供であろうと嬉しいものである。

背伸び

身を揺すり背伸びしてみせ子蟷螂

カマキリの子供も3センチくらいに育ってきた。

ふと気がつくと、足もとで左右にスウェイするようにしてこちらを警戒している。
そうやって、できるだけ大きく見せようとしているらしい。
しばらく睨めっこしていたが、注意をそらしてやるとこれ幸いと茂みへ逃げていった。
カマキリの子供としては、身を守るためにできる限りに精一杯を尽くしたんだろう。

熱帯夜

天瓜粉残る朝のひげ剃り機

天花粉もどきのベビーパウダーは必需品。

湯上がりにこれを叩かないと、せっかくの風呂なのにすぐ汗にまみれてしまうからだ。
もうひとつ、いや二つの効用は一に汗疹除け、二にひげ剃り機の滑り。
とくに皮膚が弱くて、肘、二の腕など弱い部分は一日何度でも汗を石鹸で流さないと、気持ちが悪い。
そうして、熱帯夜が幾晩も続くこのごろは、目覚めの顔も脂汗でべっとりしている。シェーバーがひっかかって滑らない。そこで天瓜粉が役立つ。夕べの粉が残っているうちにシェーバーを当てるのだ。
ただ、二階は寝ようとすると室温35度。階段から上がった途端夜でもむっとするこの熱帯夜はかなわない。冷房をきかせた寝室以外は早朝ですでに30度近い。
今日は早くも9時過ぎには居間に冷房が入った。

心労

夏痩せてむくみし膝をさするなり

どこか疲れた顔をして被災地をさまよっている。

議員会館で気炎をあげている写真もどこか、顔がむくんで、どこか悪いんじゃないかと思える。
股関節炎だということだが、その原因となるような病がかくれているような気がしないでもない。
それとも心労が重なったか。