花卉商の三輪に奉ずる松迎
12月13日は「事始め」と言うそうである。
祇園の舞妓芸妓が恒例の挨拶をする光景がニュースになるのもこの日である。
今や「事始め」と聞くと正月のものではないかと思ってしまうが、実は正月を迎えるための準備をはじめる日のことである。
煤払い、歳暮もこの日からとされていて古い都の昔からの習慣である。
ここ奈良では、この日になると大神神社の二の鳥居前に立てられる一対の門松がニュースになる。県の花卉組合が奉納するものだが、高さ十メートル近い松を立てるにはクレーンの助けが必要で、完成するとそれはすばらしく立派なものだ。
これによって鳥居前の広場が一気に年の瀬のものになるのだ。
「松迎」とは門松用の松を切り出すことを言い、ホトトギス歳時記には上げられてないが「事始」の傍題として十分通じるものと思われる。
いっぽうで、ほだか亭の煤払いは年末、年も押し詰まってのことになりそうである。
事始めは新年の行事だとばかり思っていました。
この年になっても知らないことが多く新しい知識を授かりました。
お正月準備は年々億劫になってきて最低限のことしかやりません。
今朝のNHK朝ドラを見て「崇徳院」の落語のいわれを知ったのも初めてでした。
久しぶりに「百人一首談話室」の77番 崇徳院を開いてみました。
さすが百々爺さんはちゃんと落語にもあると触れておられました。
コメント欄ではだれも触れていません。
ついでに78番も読んでみたら懐かしさがこみ上げてきました。
あれからもう一年以上も経ったとは・・・
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
「割れても末に 買わんとぞ思う」
ちなみに朝ドラの「わろてんか」全然笑えません、つまらない、面白くない!!
朝ドラ「ちりとてちん」で、青木某という兄弟子役が挑んでいたのが「崇徳院」でしたね。桂吉朝も兄弟子役でした。
大阪発朝ドラは毎度お馴染みのY本の芸人が多くて食傷気味。まして今回そのY本の立役者が主人公ですからね。
駄目亭主を女房が支える、そんなパターンも飽きられてるのかも。
吉朝ではなく吉弥でした。
「ちりとてちん」見たはずなのに全く記憶に残っていません。
NHKによく出演する貫地谷しほりが主人公でしたよね。
結局は落語にあまり興味がないということかもしれませんね。
そんな私でも「ちはやぶる」だけは知っていましたが。