一面の湖

ものみんな逆さに映る植田かな

盆地は青田にはまだ早い。

どの田も空だったり、電柱だったり、家だったり、ふだん気にせず見過ごしているものがみな逆さに映っている。
南北にゆったり裾野をひろげた三輪山も、その全容を田に映したまま、道行く人に従いてくる。
生駒など高いところから見下ろせば、いまの盆地は水をたたえた湖のように見えるかもしれない。

“一面の湖” への2件の返信

  1. 青田もいいけど田植え前の満面に水を湛えた田んぼもなかなかいいですね。
    滑らかな水面は遮るものもなくまさに湖のように全容を映し出してくれます。
    少しの間の楽しみですね。

    目の前の堤防の斜面が刈り取られてすっきりさっぱりしました。
    梅雨の晴れ間の今日は真夏日で青空にザ・シーン城北という43階建ての高層マンションが聳え立ちその下方では桜並木の葉がサワサワと揺れています。

    1. こちらは高層ビルなどありませんが、晴れた日には周囲の山が目をいやしてくれます。
      今日は終日梅雨曇。梅雨寒でもあります。

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