小鳥来るさても年寄耳敏く
今日は年寄の日、老人の日転じて敬老の日。
毎年町から敬老会催しの案内がくるが、いまや5人にひとりが70歳以上というご時世に、相も変わらぬことを繰り返して何の疑問も抱かぬのだろうか。福祉施設に入っている人を大量に送り出せば、それなりに参加人員は満たせるだろうが、元気な老人は施設外にいっぱいいるのだ。
元気な年寄りはお仕着せの慰問など少しもありがたさを感じないだろうし、趣味も嗜好もまちまちでそれぞれが自分の生活を享受しているはずだ。
いよいよ老人大国に突入しつつある国の、年寄りたちが誰でもいつまでも元気に老いる施策というものに重点をおいたらいかがと思うのだが。
今日は朝起きたら耳慣れない声の鳥の声がした。ヤマガラなどはすでに目撃しているが、今朝のあれは何だったのだろう。
すでに、鵯が鵯らしい声で騒がしく鳴くような季節だが、鵙の声が待たれる時分となっている。
そうか、今日は敬老の日なんだ・・・
地域の敬老会にはいまだかつて一度も参加したことがない、そういえば昨日田舎で地域のふれあい会館に大勢の人が集っていたのは敬老の日の準備だったかも。
田舎はすっかり秋の風情、赤とんぼが舞い家の前の斜面は彼岸花の群生、早めの夜は虫の声で眠りにつき虫の声で目覚めた。
一足早いお彼岸の墓参をすませてきた。
赤蜻蛉は御在所から降りてきた子たちでしょうか。
当初、虫が鳴かないと嘆いていましたが、ここ何日かちょっと平年並みの気温に戻ったら、夜は虫ワールドにいるみたいです。開け放した窓という窓からいろんな虫の声が聞こえてきます。虫の声を聞きながら今日も旬の秋刀魚を堪能しました。