空気を読まない花

一日の始めの駅にカンナ咲く

さあ、これから出かけるぞと思っていると、目の前にカンナが飛び込んできた。

ホームから線路をはさんだ斜面に原色のオレンジ色の花が咲いている。
今日もまた暑くなるぞと覚悟する日差しに照らされて、その燃える色にますます暑さがつのってくるのだった。
カンナというのは、不要なほどに大きくて、残暑でうんざりしているときにも遠慮なく自己主張しているようで、周りの雰囲気にはそぐわない、いわば空気を読まないようなところがあって好きでは無いのだが、吟行に出かける朝などに見かけるとムチを入れてくれて自覚を持たされるような花なのである。

“空気を読まない花” への2件の返信

  1. カンナの花といえば夏のイメージですが秋の季語でしたか。
    近頃カンナはあまり人気のない花ですが子どもの頃は結構流行りました。 

    私にとってカンナは真っ赤なカンナで松島トモ子ちゃんが歌った
       カンカンカンナの花咲けば
       赤いカンナの花咲けば
       海からそよ風ふいてくる
    よく歌った想い出の歌です。

    1. 夏から秋にかけての花ですが、歳時記では秋の項。
      カンナの歌は知りませんでしたねえ。
      背が高くて場所も取るので、家庭の庭からは消えたのかもしれませんね。

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