試し掘り

スコップのうながす藷の赤さかな

リハビリを兼ねた藷の試し堀。

藷の太りの充実期の夏の暑さと水不足のせいだろうが、生育はあまりよくない。
藷は痩せた土に育ち、一度植えたらほとんど手のかからない親孝行な作物であるが、さすがにあの暑さは堪えたのだろう。それにいくら乾燥に強いとはいえふた月も雨が降らなくては植物として体を維持することもままならないはずだ。
今は、しゃがみこんだ作業の継続や、そこから立ち上げるのがやっとの体力なので一苦労であるが何度か繰り返しているうちにだんだんと体力も戻ってくることを期待している。
藷のありそうなところめがけてスコップを刺していくのだが、そのとき藷を傷つけてしまうこともよくあって慎重にポイントを探る必要がある。最近分かったことだが、たいていは方向を決めて斜め差ししており、根のはえない苗の先端あたりには藷ができないので、そこを目指して刺すのが無難のようである。
三十センチほど地中に剣先を突き立て、梃子の要領で根こそぎ持ち上げるとあざやかな赤い色が浮かび上がった。

“試し掘り” への2件の返信

  1. 農園での作業は良いリハビリになりますね。

    今年も中川区に住む友人の農園の芋ほりに誘われたがバス、地下鉄を乗り継ぎ芋を持ち運ぶ体力がなく諦めた。
    9月末ごろ見事な芋が畝に並べれられた写真がラインで送られてきた。
    年末のカブと大根に期待し、それまでに体力増進に努めよう。

    1. そう、藷掘りはちびちびではなくごっそり掘るので持ち帰りの手段を考えねばなりません。今回はリハの人たちが応援してくれることになってます。車の運転はまだしばらくお預けです。

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