ひつぢ穂の列ぞ棚田の見目形
稲刈りしていくらもたたないのに刈田が穭田に変わっている。
穭穂の列はそのまま田植えどきの仕上げにかかっているが、一糸乱れずに真っ直ぐ伸びる田もあれば、ふらふらとあちこち揺れる田もあって、主の技量というか、性格というかが見てとれて、いろいろ想像をふくらます遊びも楽しい。
棚田などを見ると、形状に沿った列がたくまずして美しいものがあり、これは高いところから眺めてみるのも面白く飽きないものがある。
今日は思いがけず渓山さんのお見舞いを受け、おまけに勢州津の名物まで頂戴した。
津は鰻の店の多さでは全国でも筆頭クラスで、それぞれの店にそれぞれの固定客、ファンがいて、ふだん食べ慣れているものとはひと味違うのがいい。夕食にさっそくありがたくいただくことにした。
稗田には独特の美しさがありますね。
早苗を植えたのかと思うほど青々としたものからヒョロヒョロしたものまでそれぞれに特徴があり楽しませてくれます。
そういえば昨日は土用の丑だったようですね。
切藁を焼いて黒くなった田に緑が映えてそのコントラストに目を引きつけられます。これらはともに来春の荒起こしによって鋤込まれ肥やしになるのだと思うと、命の連綿としたつながりに感慨を深くするものがあります。
そうか、今は土用の期間なんですね。滋養をたっぷりいただきました。
ひつぢ穂の列ぞ棚田の見目形
再復活で、嬉しく思います。
(義母の49日忌で1週間ほど留守に。堺での法要のあと、京都、徳島、淡路島、鳳来湯谷と欲張って巡り回って来ました。)
どこも、11月になると言うのに、田圃の青青しい事!
刈田のあと、ひつじ(穭)穂が生える様は、本来は、最後のあがきの様に見えますが、今年のそれは元気が良過ぎて、ひょっとしたらどんどん伸びて行くんじゃないかと思う程です。ほだかさんの句も「見目形」と結ばれているので元気さを感じます。体調は、すっかり戻られた様ですね。
蓬莱山のあたりは新城市。東名新道ができて春とかに走ると新緑につつまれて見事なものですね。今年はようやく秋らしくなったばかりで、紅葉にはまだ早かったと思いますが走行するだけでも快適だったことでしょう。
横浜との往復では二千キロ近くにもなるドライブ、その体力に感服です。