美人の肌

蝋梅の病みたるまでに肌透けて

和風の家の玄関先に蝋梅が咲き始めていた。
開いたばかりとみえて香りは届かない。花弁は一様に上向き気味で、透過光が眩しいくらい。

暦は寒に入ったが、やがて早梅も顔を見せてくれるだろう。

“美人の肌” への2件の返信

  1. おっと珍しや、ちょい妖しげな句ですね。

    蝋梅、、音の響きから労咳が思い浮かんでしまう。
    病んで静かにひっそりとした美人、古来からのテーマですな。
    (我が物語にも病気でやせ細って却って魅力が増したなんて場面が随所に出てくる)
    でもこの点はボクはやはり健康美が一番だと思います。

    この季節、植物園も花が少ないので蝋梅をウリにしているところが多いのかもね。。。

    1. 蝋のように滑らかな花弁から来ている名前でしょうが、咲き始めの肌合いは新鮮に感じますよ。臈長けてくるとだらっとしどけないですが、若いうちはくるっと丸まって可憐でもある。見に行かれるなら早めの方がいいかもね。

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