蝋梅の一木で足る甘さかな
探梅の道につんと香りがある。
蝋梅である。それも、日陰がちな場所でやせ細った枝ばかりであるが、香りの強さは変わらないようである。
思わず近寄って枝を顔の前に寄せてみる。なんとも甘い香りだ。年の暮れから始まって間もなく寒が明けるという時期まで随分花期は長い。
肝腎の梅は半分ほどほころんでいるのもあれば、まだ蕾のものも。ただ、蕾といってもいくぶん膨らんできているような気がする。
今日の鳥は、モズ、エナガ、シメ、イカル、ツグミ、鶯、ルリビタキ(ただし、雌)、メジロなど。水鳥は先日に同じ。