中上健次

氾濫の川や健次が鳳仙花

台風12号のニュースが続く。
紀伊半島一帯に降らせた雨によって各河川が氾濫する画像を見ていたら中上健次の小説「鳳仙花」を思い出した。
健次にしては珍しくある女(母がモデルといわれる)の生涯を淡々と綴った小説だが、古座川のほとりの鳳仙花が小説の終章を締めていた。今頃は豪雨と強風にか細い体を震わせているのかもしれない。

“中上健次” への1件の返信

  1. こんな句が俳句になるのかと迷いつつ詠んだのだが、偶然にも翌日の日経俳壇で健次と鳳仙花を詠んだ句が掲載されていた。「秋幸を育てし路地よ鳳仙花」。もっと自信をもっていいのかな。

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