竹取物語

ものがたりここに発せり竹雛

竹を割って節の間から顔を出した雛もある。

あるいは簀玉(すだま)びなと言って、一本の竹を細かく割いて丸く編んだ雛を隠れ部屋への階段にひっそりと展示してくれる珍しい趣向の家もある。

諸説によると、高取はその昔翁が住んでいた場所で、「竹取」は「タカトリ」とも読み高取山が竹取説話の舞台であるという。真偽のほどはともかく、このような説をちゃっかり地元PRにも用いるしたたかさが町にはあり、町の人たちの意気込みも十分感じ取れるというものだ。

そう言えば通りには青竹踏みを売る店もあり、このあたりには竹林が多いのかもしれん。

“竹取物語” への6件の返信

  1. いかにも歴史ある古都らしい説話ですね。
    ”高取”と”竹取”の読みや高取山の存在はもっともらしくて、説得力もあり、本当らしく聞こえてきますよね。
    歴史ロマンを感じさせ、歴女には人気が高いのではないかな。
    真偽のほどは、訪問者の判断にまかせればよいのであって、地元のPRに活かさない手はないよね。

    1. その通り。歴史はその土地にとって大きな遺産ですね。もっともっと活用してPRしてくれれば、訪れる我々もまた豊かな気持ちになれるというものです。
      高取町の売りはまだまだありますよ。明日をお楽しみに。

  2. 高取と竹取り、発音によっては同じように聞こえそう、特に関西系の地方ではね。
    改めて奈良県地図を眺めてチェックをつけています。
    いつか行きたい明日香村も含めて・・・
    地図って楽しいですね、夢が膨らみます。
    見ていたら薬水という地名もありましたよ。薬の町と何か関係あるのかしら?

    好天に誘われて今日は梅を見に行ってきました。
    6~7分咲きで気持ち早めでしたがご助言にもあったように初々しい花が見られ満足しました。
    入院中の母にせめて梅の写真だけでも楽しんでもらおうと思い様々に撮って来ました。
    明日は病室で梅談義になりそう。梅の和菓子もあったほうが良さそうですね。
    津の街で何か見つくろいましょう。

    1. 薬水というのは弘法大師ゆかりの井戸からきているみたいですね。

      いよいよ梅見にいい季節になったと思ってたら、花粉、黄砂、PM2.5騒ぎの真っ最中でこの二日間外出を控えています。去年からはじまった花粉症ですが、さすがに室内にいても目がしょぼしょぼしますね。

      梅の写真は喜ばれるでしょうね。おだやかな日曜日になりますように。

  3. そうですか、かぐや姫は高取生まれという説もあるのですね。覚えておきます。こんなの早い者勝ちですもんね(突拍子もない所ならともかく大和の高取山なら成程と思いますよ)。

    紫式部は竹取物語が大層好きであったらしく源氏物語の色んなところで「竹取の翁」「かぐや姫の物語」が引用されています。取分け第17帖「絵合」では物語同志どちらが優れているかの競い合いに引合いに出され詳しく論評されています(来月通過予定です)。

    1. ここが発祥だなんてのは全国にいくつあるんでしょうね。高取説には、この話が出来た頃に「タケトリ」と呼べる地名は他になかったから、ここが本命だという説もあるそうです。たしかに都に近く貴人がおおぜい押しかけてきても不思議はないですね。

      そうですか、式部が好きだったんですね。シリーズ4冊目を買わなきゃならんですね。

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