景観維持

潜戸のみ付替へてあり燕来る

茶褐色の枠の中に白木のコントラストが目を引く。

長い年月馴染んだ玄関格子戸の潜り戸部分だけが真新しいのだ。町全体が建造物群保存地域になっているので、重要建造物に指定されてない民家であっても古い伝統を守るため、修理を加えながら街づくりに協力しているのだろう。

“景観維持” への4件の返信

  1. 古いものを守りながら町全体の調和を保っている、伝統を引き継いでいくには地域の協力が欠かせないですね。

    新聞の片隅で橿原市今井町の重要文化財「今井家住宅」の柱や格子に傷が見つかったとの記事があり驚きました。
    大切に保存してほしいものです。

    1. 文化財を平気で傷つけたり、子供会で植樹した桜が咲いているのに切り倒したり、人間らしさの欠片もない輩が増殖しているのはこの国が精神面で滅びに向かっているに違いありません。
      国の衰えは精神からです。

  2. 景観維持は大変だと思います。よくやっておられる方じゃないでしょうか。
    京都なんぞ本来町全体が保存地区であるべきなんだろうけど、結局そうはいかない。街並みは保存されていても商業主義で塗り固められてるところもあるし、難しいものです。

    1. この町の景観はある意味プライドで維持されている面がありそうです。というのも、ただの商家ではなく、「大名貸し」として栄えた特別な存在だったことにこだわっていますから。たとえば、この地区のマンホールの蓋には「大名貸しの家の駒繋ぎ」の紋が鋳込まれています。駒繋ぎは商談に来る侍が乗ってくる馬のためにであって、荷を引く馬のものではないんだと。
      あまりのプライドにちょっと引けてしまうシーンもありました。

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