菅原の里

白梅の散るをいそがぬ古色かな
盆梅のいずれの鉢の香なるらん
屹然と野梅の盆の孤高かな
天神に落ちずてふ梅ありにけり

まほろば句会は冬に戻ったような天気。

途中、霙交じりの春時雨にあったり、風は料峭とも言える強い西風。
管公出身と伝わる里の吟行である。菅原神社の盆梅展が目当てだが、隣接する喜光寺の丈六仏にもご挨拶。
菅原神社の玉垣には「落ちない梅」という案内があり、実が落ちないという意味らしいが、なにやら受験生にご利益がありそうである。受験シーズンも終盤とあって、すずなりの絵馬の願意は合格祈念だが、合格御礼の札はこれから徐々に増えていくのだろう。

“菅原の里” への2件の返信

  1. 冬に逆戻りの中での吟行お疲れ様。
    受験生が喜びそうないい句です。

    私も吟行ならぬクラシックを聴きながらの投句コンサート。
    プログラムと一緒に投句用紙が渡され一人三句まで投句出来ます。
    演奏者はピアノとチェロ。
    スクリーンに昨シーズ公募した中から選ばれた「桜」の映像が曲ごとにアップされます。
    音楽と映像のコラボでイメージを膨らませて桜を詠む。
    これは7回目の企画です。ちなみに
    優秀作一点  クラシックギフト券5000円分
    佳作5点   プレゼントチケット2枚

    最近ヴァイオリンよりもチェロの穏やかな音色に癒されるようになりました。

    1. 即吟ですね。それはまた難しそう。
      見たままとはいかないでしょうから、イメージの世界に観入してゆく経験もできて、逆に楽しかったのではないですか?

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