衰退

菜の花を供へ作家の忌日かな
命日に供ふ菜の花盗られけり

春は黄色から始まる。

その代表が菜の花だろう。
関東では房総の花畑が話題になってる頃だ。
昨日12日は、生前菜の花を愛したことで知られる司馬遼太郎の命日で、「菜の花忌」とも呼ばれる。
先月末、この命日に供えて最寄り駅から記念館までの道路沿いに並べられた菜の花の鉢が、何ものかによって切り取られるという暗然とするニュースが届いた。
三千本のうち八百本が切り取られたそうで、悪戯にしては度が過ぎており、偏執的な気味悪ささえ感じてしまう。
花は切られず、蕾だけが狙われたということだから、もしかしたら売り飛ばすための一種の畑泥棒なのかもしれない。なんとも罰当たりなことだ。
収穫したばかりの米が盗まれたり、畑からメロンがごっそり盗まれたとか、世も末というか、国が衰退してゆくとは、この類いのことが日常化、常態化してしまうということだろうか。

“衰退” への12件の返信

  1. 以前は山形のサクランボがごっそり盗まれたり近くでは今年の野菜暴騰による白菜泥棒など数えたらきりがありません。

    記念館を訪れる人を楽しませる為に飾られた菜の花が無残な姿に。
    いったい日本人はいつごろかおかしくなってしまったの?

    今朝スーパーで「訳あり」として白菜が安売りされていましたがひょっとして・・・

    1. 野菜の「訳あり品」ってどういう筋合いのものなんでしょうね。いわゆるキズモノなら上の皮何枚か捨てれば全然問題ないとか。よく考えたら、生々食品には向いてない言い方のような気がします。

    2. 「わけあって、安い。」
      無印良品の第1弾が西友の店頭に並んだ80年12月のコピー。
      日経「私の履歴書」に執筆中の松井忠三良品計画元会長が、無印良品の誕生のきっかけを紹介している。
      ノーブランドでは安かろう悪かろうのイメージを払しょく出来ない。日本語にしてみて無印良品だと浮かんだそうです。(デザイナーの田中氏の発案)
      今その会社がユニクロと争うような世界企業になりつつあります。

      1. 無印良品の立地が郊外でなくて、ターミナル駅そばという点でブランドイメージが高まったような気がします。
        手に取ってみるとたしかに品質が高く、ファンを増やしたのでしょう。今のところ競合相手が見当たらないのが強み。
        一方、ユニクロは海外のビッグブランドが強敵。

  2. それは酷い、司馬遼太郎も嘆いていることでしょう。
    菜の花はいいですよね、色合いと香りが何とも言えない。司馬遼太郎が好きだったということで益々好きになりました。

    司馬遼太郎、しばらくご無沙汰してましたが、前から気になっていた「空海の風景」を読みました。エライお人であります。

    1. たしか高田屋嘉兵衛を主人公にした「菜の花の沖」という作品がありました。水仙でも有名ですが、淡路島も今頃は黄色く染まっているかもしれません。

    2. 菜の花ー司馬遼ー空海
      「空海の風景」を読むほどの体力はありませんが、程なく封切りされる日中合作映画ーku-kaiーは、見てみようと思っております。なんでもべらぼうな予算と時間をかけた作品とか。今の日本では考えられない大判振る舞いの制作費30億。司馬遼でなく夢枕獏の原作なので、可成りエンタメ風になってる模様。24日封切り予定。その勢いをかって司馬遼の「空海の風景」にも挑戦するとしましょうか。

      1. 「空海の風景」は随分昔に読みましたが、唐に渡ってあれだけの短期間でなしとげた技だけを見ても、ただただとてつもない天才かつ不世出の人物というイメージしか思い浮かびません。
        とても人間技とは思えませんが、現実に存在した人ですからね。
        ある意味異能の人だから、「安倍清明」の映画同様、今度の空海像もオーバーじゃないかも。

        1. キヨノリさんに刺激され「空海の風景」昨日図書館に予約を入れました。
          最近本から遠のいているので楽しみです。完読できるかな?

          同時に新作映画「KUーKAI」と「招かれざる客」1967年アメリカ映画の予約も済ませました。

          1. どんどん刺激をうけてくださいな。
            見聞きしたものをはじめ記憶は大脳皮質に蓄積されるそうです。NHKスペシャルの受け売りですが、脳には最後まで頑張ってもらいましょう。

  3. 空海の話、盛り上がってますね。

    「空海の風景」 難しくてよく分かりませんでしたが、密教のすごさ、空海の天才のほどはよく分かりました。「空海の風景」、題名がいいですね。何となく密教~空海の居た場所の空気といったものが感じられました。
     比叡山・最澄との絡みは勿論ですが薬子の乱のこと、嵯峨天皇との関係など百人一首で調べたことなんかが出てきて興味深かったです。

     封切予定の「KUーKAI」どんなんでしょうね。おそらく荒唐無稽、「空海の風景」とは似て非なるものだと思いますが、まあそれはそれで。
     この作者の「秘帖・源氏物語 翁」という本読みましたが、陰陽道一本やり。源氏物語を読んだことないと豪語するだけあって、いやはやとてもついていけませんでした。

     「空海の風景」 大河ドラマでやって欲しいなあと思いました。

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