仲秋へ

鵙日和棚田に腰を伸ばしては

二三日前から鵙の高鳴きを聞くようになった。

忘れた頃にまたやって来て、書斎の窓を開けて所在を確かめようとするが、この時期は一カ所に長居はしないようで簡単に見つかりはしない。
いかにも秋とは言いがたい生温かい空気だが、初鵙を聞く日と言うのはたいていそんな日だ。確実に仲秋に向かっているのを実感する声なのだ。
ノルディックウオークの二人が、そんなことには関心もみせず足早に過ぎ去っていった。

“仲秋へ” への5件の返信

  1. 広陵町の「口頭伝承のかぐや姫」と「竹取物語のかぐや姫」拝見しました。
    先年アニメ化された高畑勲監督のジブリ作品「かぐや姫の物語」を思い出しました。
    早くも朝から雨模様、昨夜しっかり名月を観ておいて良かった。
    兎が寝転がっているように見えました。

    鵙の季節ですか。ゆっくり散歩を楽しみながら秋を見つけたいものです。

  2. 夜はもう夏掛けでは寒くていけません。今年は秋がないのではないかと心配してましたが、この分なら大丈夫そうです。
    秋の景色はその気になればあちこちに見つかります。

  3. 鵙日和棚田に腰を伸ばしては

    スイマセン、「鵙」は どう読むのですか?
    手持ちの電子辞書で、かなり調べまくりましたが
    出て来ず。

    1. 「もず」です。「百舌鳥」とも書きますが、俳句ではこの「鵙」のほうがよく使われます。「鵙の贄」が「百舌鳥の贄」では締まりませんものね。
      古墳群のある地区の名前なら、やはり「百舌鳥」のほうが似合いそうですけど。

  4. 鵙、『もず』ですか!

    カミさんが、お袋さん(98歳)の遠距離介護で2か月に一度、10日ほど、
    帰るのが堺の津久野。ここから阪和線で2つ天王寺寄りが「百舌鳥」駅。
    今度通りかかったら、鵙とも 書くんだ、と思い出します。

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