自然のリズム

電線に数を増しゆく帰燕かな

びっくりした。

一陣といっていいくらい早い帰燕である。
明日からいよいよ本格的な梅雨入りするというその日の昼、突然数羽が隣の更地の上を旋回はじめたのだ。数にして10羽くらいだろうか。二三年前にも、その時は早朝だったが、やはり十数羽の燕が電線に群れてせわしく旋回していたのを目撃したことがある。
翌日には街からすっかり姿を消して、あれが帰燕グループの集合だったのだと知る。
そして、塒入りで有名な平城京にでも向かうのだろうか。
なにせピーク時には数万羽が集まっては、次から次へ南へ帰って行くというから。
今回も明日からは姿を消してしまうことだろう。それが合っていれば帰燕第一号ということになる。夏はまだ中盤というところで、「帰燕」はもちろん秋の季題だが、自然のリズムというものはそういうものなのだ。

2 Replies to “自然のリズム”

  1. そうですか。
    燕は南に帰るんですね。
    私なんぞは渡り鳥なるもの皆、北へ帰るものとばかり思ってました。
    小林旭もボニージャックスも、「北帰行」じゃないですか。

    それはさておき夏鳥がなんでまた,日本くんだりまで北上するんでしょうか。
    そしてあんな小さな体で、数万キロの旅をなし得るんでしょうかね。

    どうもすごい能力があるらしい。
    「半分寝ながら飛び続ける」って本当?

    1. サシバ、クマタカなどの鷹類やアオバズク、アサギマダラなどの蝶類などは日本で子育てして秋、晩秋に南に帰りますが、秋の鷹類は「鷹渡る」という季語でよく知られていますね。各地に通り道というのがあって、金太郎で有名な足柄峠まで見物に行ったことがあります。関西では淡路島ルートなどいくつもあるようです。
      やはり目的は子育てなんでしょう。餌となる動物植物が豊富にあり、住処などの環境を求めてのことだと聞いてます。
      何万キロの旅はまことに驚異。絶滅危惧種とならないよう、環境維持するのが人類の務めでしょう。

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