空気を包む

朴落葉反りて餅菓子くるまんか

一面に朴の葉が落ちている。

どれも表側に反り返り、葉の裏の葉脈をくっきりと浮かばせていて、それはまるで何かをくるんでいるようである。
朴の落ち葉というのは不思議なもので、その厚みゆえか、重さゆえか、簡単には風に飛ばされず木の下に折り重なるように積もることが多い。
朴葉にくるまれた餅菓子のようなものがそこに堆く積んであるかのような気がしたのだ。

2 Replies to “空気を包む”

  1. 先日女子会で泊った宿は少し高級な宿であった。
    夕食には飛騨牛の握りや朴葉焼きが出された。
    今頃、飛騨地方では朴の葉を保存する作業に入っているのではないだろうか?

    歩くコースを変えたので朴の大木がある家の前を通らなくなって久しい。
    久しぶりに朴の木を見たくなった。

    1. 飛騨の朴葉焼とくれば飛騨牛、定番ですね。

      朴落葉の句で掲句と似たというか、「包む」という点で同じ見立てのような句に、

      包むものなき朴落葉二三枚 後藤比奈夫

      というのを発見しました。
      これもうまく言い得ているような気がします。後藤比奈夫と言えば豪華な句が多いのですが。

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