僥倖

白壁の新樹明かりに日の斑

蔭紅葉がひときわ印象的な寺だった。

拝観を終えて順路から外れた庭に大きな楓があって、その蔭が白壁に目にも鮮やかに焦点を結んで際やかに揺れているのだ。
あのときの日の高さ、強さ、時間さまざまな条件が偶然一致したとしか考えられない僥倖の賜物であるのはまちがいない。
以来、白壁があれば蔭紅葉や青葉蔭などがないか探すのだが、なかなか好条件に恵まれることはない。

“僥倖” への2件の返信

  1. 白と緑の対比、目にも鮮やかな光景が浮かび上がります。
    まさに僥倖ですね。

    今日は暑さと忙しさにすっかり疲れ果てゆとりをなくした一日でした。
    夕食後の長時間のうたた寝に老いを感じます。

  2. ちょっと根をつめるとどっと疲れを感じるようになりました。
    二、三日は修復しないみたいな。
    月末であれこれ忙しいのでこの二日は体力温存です。

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