予鈴

下萌や三時限目の始まりぬ

河川敷を歩いていたら予鈴?が聞こえてきた。

小学校と中学校が隣り合ってるのでどちらからかは分からないが、どうやら学校の予鈴らしい。この予鈴というのはどこでもたいていはあのビッグベンを模したメロディなのだが、ここでもやはりそうだ。

ここんところ雨や雪がよく降るので河川敷の足元はおぼつかないが、姫踊り子草、仏の座、紫鷺苔などはすでに花芽を膨らませている。

“予鈴” への4件の返信

  1. 下萌、初めての言葉です。草萌とも言うそうですね。
    この一日一句では本当に言葉のお勉強をさせていただきます。
    初めて出会う言葉にな~るほど、ふ~んと感心しきりです。
    すぐに忘れてしまうのが近頃の傾向で困りものです。 

    学校の近くに住んだことがないので子どもの頃から学校近くに住むのが憧れでした。
    忘れ物をすぐ取りに帰れる・・・単純なものだったかな?

    1. 外来の植物も増えているせいか、寒い環境ででも葉を枯らさずに冬を越すものが多いように感じます。そのなかにあって名もない草が芽を出したりして、ちゃんと春の準備をしてるしてるんですね。

      家人は学校の真ん前で育ったので、便利な反面、いろいろ役目を言いつかったりでそれなりの煩わしさがあったようです。

  2. 「下萌え」いい言葉ですね。おっしゃる通り地面のところでモゾモゾ蠢いている感じがします。日毎に様子が違いますからね。花芽も予鈴を聞いて本番開始の合図を待っているのでしょうか。

    1. 最近は取り合わせに苦労しています。

      河川敷の「下萌」を探しながら歩いていると、ビッグベンのメロディを模したチャイムが聞こえてきた。顔を上げると目の前の学校かららしいが、どうやら時間帯からすると三時限目が始まるよと言う予鈴ではなかろうか。伸び盛りの子供たちと現役としての役目を終えた自分とを対比して考えている作者。

      そんなことも感じながら作句したわけですが、人によっては校庭の「下萌え」をイメージされる方もいるかもしれない。
      いずれにしろ作者の手を離れた句は読者の批評にさらされる。
      はたして、「下萌」と「三時限目」。この二物配合やいかに。

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