洎夫藍の黄のとびとびに土香る
クロッカスが顔を出してきた。
毎年同じところに黄色い花が吹き出すように咲く。
公園の管理人に聞けば、誰かが植えたかあるいはどこからか飛んできたのではないかとのことだったが、花泥棒ならぬお洒落ないたずらであろう。
かがみこんで花に近づくと、下草があちこち萌えてきて土の香りにも春の兆しが感じられる。
もう仲春にさしかかったとも言える。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
洎夫藍の黄のとびとびに土香る
クロッカスが顔を出してきた。
毎年同じところに黄色い花が吹き出すように咲く。
公園の管理人に聞けば、誰かが植えたかあるいはどこからか飛んできたのではないかとのことだったが、花泥棒ならぬお洒落ないたずらであろう。
かがみこんで花に近づくと、下草があちこち萌えてきて土の香りにも春の兆しが感じられる。
もう仲春にさしかかったとも言える。
洎夫藍の黄のとびとびに土香る
??
サフランと言うのは秋咲きで淡い紫色の花。春先に咲く黄色いのは
同種でも、クロッカスでは? (← これ 花にはうるさい カミさん
からの 入れ智恵ですが)
色々考えた(?)のですが クロッカスでは字感が悪いから、敢えて
同種のサフランを持ってきたのではないか、と。
でも好い句ですね。
真っ黒のボコボコした土から いきなり花だけが
ポコッと出る姿は とても シュール! それを 色ではなく
香りで表わすなんて。香りの方が 春っぽいですね。
秋のサフランは香料、薬用などに使われるのに対し、鑑賞用の春咲きサフラン(クロッカス)を「花サフラン」として春の季語にしています。この句では「サフランの黄」でサフランの花を言外にほのめかしているわけですが。
ご名算。仰るようにクロッカスでは韻が悪いので「洎夫藍の」としました。
春を先取りする色と言えばやはり黄色。
冬枯れの我が家の庭にもかろうじて水仙の黄色だけが頑張っています。
黄色があふれるのも間もなくでしょうか・・・
ようやくサフランとクロッカスの違いが理解できてきました。
最近は西洋蒲公英というんでしょうか、冬の野にも黄色い花を咲かせています。季節感とぼしくてかわいげも失せます。
臘梅はもう終わりに近いですが、水仙、そしてレンギョウ、その他いろいろ春は黄色が幅をきかせます。