頬を刺す

料峭やいま鉄橋を渡る笛

風の冷たさが日々厳しさを増すような二月である。

立春を過ぎて10度にも達しない気温の日がつづくのは記憶にない。間もなく下旬に入ろうというのにである。春寒ではまだ足りない、頬を刺すような風の厳しさはまさに料峭というべきか。
鉄橋を渡る電車の音さえ風に乗って、遠くにいても肌を刺すように聞こえてくる。

“頬を刺す” への2件の返信

  1. 夜明け前に西側のカーテンを開けたら月がくっきり。夕べは満月だったようだ。
    料峭どころかベランダに出たら凍てつくような寒さであった。
       如月の夜明けに浮かぶ西空の満ちたる月の凍てつくごとし

    1. 俳句で言えば「凍返る」ですね。
      雨水だそうですが、今朝も霜がびっしり降りました。ますます寒の度合いを深めているようで。このまま二月は終わってしまいそうです。
      作柄、作付に影響が出ない年であればいいのですが。

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