春暑し身はきさらぎのままなるに
体がまだ春になりきってないのにこの落差。
如月は旧暦二月。衣更着とも書いてさらに重ね着する月であるが、さすがに今日からは冬装束をいくらか春仕様に変えるべく軽いものになったが、季節はずっと先に進んでいるようである。
軽暖、薄暑という言葉が耳にこだまして、念のため歳時記を確かめたらたしかに夏に間違いなかった。
何かどこかが狂っていやしないか。
はや桜の蕾も動きかねない異常な暑さである。
十二年前の今日の東北は被災地に追い打ちをかけるような雪であった。短期間にこんな暑い日が三月にあるとは誰が予測できただろうか。
毎日のようにどこかで地震が起きており、異常気象に大災害が加わればこの国の基盤がいっきに崩れてしまいそうな怖さに戦くばかりである。
WBCフィーバーに毎夜浮かれているが、どこかで何かが進行している。
最近南海トラフ関連の番組が増え不安に駆られる。
聞いたことのない地震用語もあったりして・・・
世界の地震の20パーセントが日本で起きているという。
異常な暑さが余計不安を搔き立てる。
荒ぶれる無窮の果ての十二年生きてありつる幸せ噛みしむ
2時46分に追悼の祈りを捧げた
被災者の皆さんの心に残された苦しみ・悲しみは想像もつかないほど大きいことと思います。
私たちにもいつどんな形で降りかかるかしれないと思うと底知れない恐怖を感じます。