2年ごとの憂鬱

根分して萩の肩身を広げけり

一般に株の根分けというのは、レフレッシュするのが目的である。

レフレッシュして株の勢いを回復させるのである。勿論、子株に分けたい場合にも有効ではある。
しかし、このたびは、あまりにも勢いが強すぎて周りの草木の伸びる余地を奪いかねないので、これをいったん掘りあげて小さな株に仕立てたかったのだ。
育ててみて分かったことだが、萩は手を入れないと背丈ほどに伸び、周囲に枝垂れるように広がる。
そこで、夏に2回ほど切り詰めてやる必要があるのだが、それでもスペースさえあればどんどん広がってしまうのだ。

ただ、掘り返すと言っても、2年もたってしまえばしっかりとした根をいっぱい広げるので、大変な重労働なのである。
これほど逞しい樹木というのは珍しく、2、3年したらまた頑固な根っこと格闘しなければならないと思うと気が重くなる。

“2年ごとの憂鬱” への2件の返信

  1. 庭と言うのは狭ければ狭いで広ければ広いなりに難しいものですね。
    何年後先を見越して植栽の種類、配置を考える必要があります。
    素人の浅はかさで気に入った物を次から次へと植え狭くしています。
    もう一度垣根を含め更地からやり直したい気分です。

    1. 庭の木というのは維持するにも体力がいるので、年々負担になってくるものです。
      と言って、樹木のない庭というのも寂しいもので。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください